インドが一日35万人以上コロナに感染して、
死者が一日2800人以上に急増と大変なことになっているけど、
コロナの数字だけにとらわれて、日本もこうなるのかと
比べてしまうと、むだに煽られるだけなんじゃないかと思う。
日本とはいろいろスケールの違うインドについて、
年間どのぐらいの死者が出ているんだろうかとか、
ちょっと気になったので調べてみたら、
目下、中国を追い越せの勢いで経済発展中のインドでは、
工業排気のほか、毎年何か月もの間、野焼きする習慣もあり、
近年は「世界最悪の大気汚染レベル」と言われているようだ。
PM2.5の濃度が日本の30倍、
街に靄がかかっているような状態もあり、
息切れやアレルギーが頻発、
大気汚染が原因の呼吸器疾患で、年間170万人が死亡。
2019年には、大気汚染を理由とする緊急事態宣言が出て、
学校休校、建設工事中断、飛行機欠航などが命令されて
いたという。
汚染物質の大気汚染測定器では、汚染度がメーターを
振り切れてしまい、測定不能になって、
「災害」のレベルだという過去記事もあった。
もともと生活しているだけでも呼吸器をやられている上に、
医療設備も脆弱な地域が多く、
一度はじまってしまうと、あっという間に犠牲者が増える
という土壌があったのではないだろうか。
それでも大気汚染による死者のほうが多いのでは?
という気がするけど。
いずれにせよ、日本とは状況が違います。